養老孟司「唯脳論」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4480084398/>
文庫: 278ページ
出版社: 筑摩書房 (1998/10)
ISBN-10: 4480084398
ISBN-13: 978-4480084392
発売日: 1998/10
[書評] ★★★★☆
「現代とは、要するに脳の時代である」から始まる本。心は脳の機能の一部であるし、我々が住む都会も脳の所産、社会も脳が生み出したものだ、故に我々は脳の中に住んでいる…という、ある意味身も蓋もない話(笑)。
解剖学や脳神経学を軸として、話題は、死生観・宗教・哲学といった広い範囲に及ぶ。計算機で脳を代替する/脳を強化する、いわゆる“電脳化”の可能性についても書かれている(養老氏は否定的だ)。
興味深い話題が多いのだが、1回読んだだけではチョット消化不良気味。暫く時間を置いて再読したいと思う。
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