福岡 伸一 (著)
「世界は分けてもわからない」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4062880008/>
新書: 288ページ; 出版社: 講談社 (2009/7/17); 言語 日本語; ISBN-10: 4062880008; ISBN-13: 978-4062880008; 発売日: 2009/7/17
[書評] ★★★★☆
「生物と無生物のあいだ」でベストセラーを出した福岡氏の新刊。 後半4割程度を、ガン細胞に関わる酵素反応の解明に関わるコーネル大学でのデータ捏造事件に割かれているが、それ以外は、雑多なことがらをいろいろ書いている。 分子生物学者の散文、エッセイという感じだ。 受精卵から作られる万能細胞(ES細胞)が癌化しやすく、 臨床試験までの道のりが長いという話はニュースで知っていたが、この具体的な話が読めただけでも興味深かった。
「生物と無生物のあいだ」もそうだったが、福岡氏は読ませる文章が得意のようだ。 本書もテンポ良くそして歯切れ良く、興味深い話が尽きない感じだ。
いわゆる「一発屋」で終わってしまう作者・作品が多い中、 本書は福岡氏がそうではないことを示している。(他にもヒット作が多数あり、単なる一発屋でないことは確かなのだが。)
2012年10月31日水曜日
2012年10月30日火曜日
宮崎駿「出発点1979~1996」
宮崎 駿 (著)
「出発点―1979~1996 (単行本)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4198605416/>
単行本: 580ページ; 出版社: スタジオジブリ (1996/08); ISBN-10: 4198605416; ISBN-13: 978-4198605414; 発売日: 1996/08
[書評] ★★★★☆
スタジオジブリの宮崎駿さんの雑誌への寄稿文や、対談を集めて1冊の本としたもの。 宮崎駿さんという人の世界観・価値観がわかり、宮崎映画(ジブリ映画)のファンとしては、 非常に興味深い。 宮崎駿さんは、アニメーターとしての才能にも勿論恵まれているんだと思うが、 工夫と努力の人だと思った。また、論理的に作ったものを「大脳皮質で作ったもの」と表現し、 本当に良い作品は、大脳皮質だけでは作れないと言う。 良い作品を作るのに必要なのは追い詰められることで、 追い詰められた時に、無意識の部分で答が出されると言う。この辺りは、アーティストというかクリエイターというか、そういう人に共通のことなのかなぁと思いつつ、 映画を作る最良の方法はひとつしかないはずで、それにより近い方法を見つけていく作業が映画作りだと言う。 「映画は映画になろうとする。作り手は実は映画の奴隷になるだけで、 作っているのではなく、映画に作らされている関係になるのだ」(p.556より)というのが面白いなと思った。
また、アニメーション作りというのは多くの工程からなる共同作業であり、その共同作業に関するくだりは一般企業に勤める普通の会社員にも非常によく分かる。
宮崎映画のファンで、宮崎駿さんのものの見方・考え方に興味のある人にはお薦めの1冊だと思う。
前回まで海堂尊「チーム・バチスタ」シリーズが続きましたが、今回はちょっと小休憩。アリアドネの弾丸(文庫版、上・下)とかもあるのですが、まだ「積読」状態なのでした…。
「出発点―1979~1996 (単行本)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4198605416/>
単行本: 580ページ; 出版社: スタジオジブリ (1996/08); ISBN-10: 4198605416; ISBN-13: 978-4198605414; 発売日: 1996/08
[書評] ★★★★☆
スタジオジブリの宮崎駿さんの雑誌への寄稿文や、対談を集めて1冊の本としたもの。 宮崎駿さんという人の世界観・価値観がわかり、宮崎映画(ジブリ映画)のファンとしては、 非常に興味深い。 宮崎駿さんは、アニメーターとしての才能にも勿論恵まれているんだと思うが、 工夫と努力の人だと思った。また、論理的に作ったものを「大脳皮質で作ったもの」と表現し、 本当に良い作品は、大脳皮質だけでは作れないと言う。 良い作品を作るのに必要なのは追い詰められることで、 追い詰められた時に、無意識の部分で答が出されると言う。この辺りは、アーティストというかクリエイターというか、そういう人に共通のことなのかなぁと思いつつ、 映画を作る最良の方法はひとつしかないはずで、それにより近い方法を見つけていく作業が映画作りだと言う。 「映画は映画になろうとする。作り手は実は映画の奴隷になるだけで、 作っているのではなく、映画に作らされている関係になるのだ」(p.556より)というのが面白いなと思った。
また、アニメーション作りというのは多くの工程からなる共同作業であり、その共同作業に関するくだりは一般企業に勤める普通の会社員にも非常によく分かる。
宮崎映画のファンで、宮崎駿さんのものの見方・考え方に興味のある人にはお薦めの1冊だと思う。
前回まで海堂尊「チーム・バチスタ」シリーズが続きましたが、今回はちょっと小休憩。アリアドネの弾丸(文庫版、上・下)とかもあるのですが、まだ「積読」状態なのでした…。
2012年10月29日月曜日
海堂尊「螺鈿迷宮」(上・下)
海堂 尊 (著)
「螺鈿迷宮 上 (角川文庫) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4043909012/>
文庫: 222ページ; 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/11/22); ISBN-10: 4043909012; ISBN-13: 978-4043909018; 発売日: 2008/11/22
「螺鈿迷宮 下 (角川文庫) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4043909020/>
文庫: 233ページ; 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/11/22); ISBN-10: 4043909020; ISBN-13: 978-4043909025; 発売日: 2008/11/22
[書評] ★★★★☆
海堂尊の「チーム・バチスタの栄光」のシリーズと言っても良い作品。 宝島文庫から出ている本は、田口医師と白鳥調査官が主人公だが、 本書は落ちこぼれ医学生が主人公。 主人公・主要な舞台の違いこそあれ、他の作品と巧妙に絡んだ内容。こういうのを別の出版社から出すのってアリなのかなあ?
何はともあれ、ミステリー物として面白い。
「螺鈿迷宮 上 (角川文庫) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4043909012/>
文庫: 222ページ; 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/11/22); ISBN-10: 4043909012; ISBN-13: 978-4043909018; 発売日: 2008/11/22
「螺鈿迷宮 下 (角川文庫) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4043909020/>
文庫: 233ページ; 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/11/22); ISBN-10: 4043909020; ISBN-13: 978-4043909025; 発売日: 2008/11/22
[書評] ★★★★☆
海堂尊の「チーム・バチスタの栄光」のシリーズと言っても良い作品。 宝島文庫から出ている本は、田口医師と白鳥調査官が主人公だが、 本書は落ちこぼれ医学生が主人公。 主人公・主要な舞台の違いこそあれ、他の作品と巧妙に絡んだ内容。こういうのを別の出版社から出すのってアリなのかなあ?
何はともあれ、ミステリー物として面白い。
2012年10月28日日曜日
海堂尊「イノセント・ゲリラの祝祭」(上・下)
海堂 尊 (著)
「イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796673598/>
文庫: 252ページ; 出版社: 宝島社 (2010/1/8); ISBN-10: 4796673598; ISBN-13: 978-4796673594; 発売日: 2010/1/8
「イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/479667361X/>
文庫: 239ページ; 出版社: 宝島社 (2010/1/8); ISBN-10: 479667361X; ISBN-13: 978-4796673617; 発売日: 2010/1/8
[書評] ★★★★☆
海堂尊の「チーム・バチスタの栄光」のシリーズの最新作。宝島社から
①「チーム・バチスタの栄光」
②「ナイチンゲールの沈黙」
③「ジェネラル・ルージュの凱旋」
④「イノセント・ゲリラの祝祭」
が4部作のように売られているので、この順番に読んでしまったが、 角川書店から出ている⑤「螺鈿迷宮」が③と④の間に入ると時系列が揃う。 時系列順に整理すると、
① → ②+③ → ⑤ → ④
という流れ。 「螺鈿迷宮」(単行本、文庫本・上、文庫本・下)を読んでいないと分からない部分もあるので、こちらも要チェックかも?
「イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796673598/>
文庫: 252ページ; 出版社: 宝島社 (2010/1/8); ISBN-10: 4796673598; ISBN-13: 978-4796673594; 発売日: 2010/1/8
「イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/479667361X/>
文庫: 239ページ; 出版社: 宝島社 (2010/1/8); ISBN-10: 479667361X; ISBN-13: 978-4796673617; 発売日: 2010/1/8
[書評] ★★★★☆
海堂尊の「チーム・バチスタの栄光」のシリーズの最新作。宝島社から
①「チーム・バチスタの栄光」
②「ナイチンゲールの沈黙」
③「ジェネラル・ルージュの凱旋」
④「イノセント・ゲリラの祝祭」
が4部作のように売られているので、この順番に読んでしまったが、 角川書店から出ている⑤「螺鈿迷宮」が③と④の間に入ると時系列が揃う。 時系列順に整理すると、
① → ②+③ → ⑤ → ④
という流れ。 「螺鈿迷宮」(単行本、文庫本・上、文庫本・下)を読んでいないと分からない部分もあるので、こちらも要チェックかも?
2012年10月27日土曜日
海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」(上・下)
海堂 尊 (著)
「ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796667679/>
文庫: 251ページ; 出版社: 宝島社 (2009/1/8); ISBN-10: 4796667679; ISBN-13: 978-4796667678; 発売日: 2009/1/8
「ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796667695/>
文庫: 253ページ; 出版社: 宝島社 (2009/1/8); ISBN-10: 4796667695; ISBN-13: 978-4796667692; 発売日: 2009/1/8
[書評] ★★★★☆
前作「ナイチンゲールの沈黙」と同時進行で進む別のストーリー。 時々、前作で読んだシーンと重なる箇所があり、デジャヴのような感覚を楽しめる。なかなか読ませるが、今回は「ミステリー」ではない。 説明のための描写が多少気になるかも。ま、今回も比較的テンポ良く読ませるという意味で★4つ進呈。
元々は「ナイチンゲール~」と合わせた1つの作品となっているのを、 後から分けて2作にしたとのことだが、 1つの作品のままだったらグチャグチャになっていたのではないだろうか?どう整理されていたかも興味はあるが…。
ちなみに、次作「螺鈿迷宮」へのイントロとなっている部分もあるので、シリーズとして読みたい人はこちらも要チェックかも。
本作も先日TV(地上波)で放送されましたね。これも勿論見ましたよ。
「ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796667679/>
文庫: 251ページ; 出版社: 宝島社 (2009/1/8); ISBN-10: 4796667679; ISBN-13: 978-4796667678; 発売日: 2009/1/8
「ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796667695/>
文庫: 253ページ; 出版社: 宝島社 (2009/1/8); ISBN-10: 4796667695; ISBN-13: 978-4796667692; 発売日: 2009/1/8
[書評] ★★★★☆
前作「ナイチンゲールの沈黙」と同時進行で進む別のストーリー。 時々、前作で読んだシーンと重なる箇所があり、デジャヴのような感覚を楽しめる。なかなか読ませるが、今回は「ミステリー」ではない。 説明のための描写が多少気になるかも。ま、今回も比較的テンポ良く読ませるという意味で★4つ進呈。
元々は「ナイチンゲール~」と合わせた1つの作品となっているのを、 後から分けて2作にしたとのことだが、 1つの作品のままだったらグチャグチャになっていたのではないだろうか?どう整理されていたかも興味はあるが…。
ちなみに、次作「螺鈿迷宮」へのイントロとなっている部分もあるので、シリーズとして読みたい人はこちらも要チェックかも。
本作も先日TV(地上波)で放送されましたね。これも勿論見ましたよ。
2012年10月26日金曜日
海堂尊「ナイチンゲールの沈黙」(上・下)
海堂 尊 (著)
「ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796663584/>
文庫: 299ページ; 出版社: 宝島社 (2008/9/3); ISBN-10: 4796663584; ISBN-13: 978-4796663588; 発売日: 2008/9/3
「ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796663606/>
文庫: 301ページ; 出版社: 宝島社 (2008/9/3); ISBN-10: 4796663606; ISBN-13: 978-4796663601; 発売日: 2008/9/3
[書評] ★★★☆☆
前作「チーム・バチスタの栄光」に続く、海堂尊氏の作品。 今回も読ませる作りこみだ。
登場人物に特殊能力?があるという設定なのが、 病院を舞台とした作品としては、幾分非科学的な気がしないでもないが、まぁこれはコレでアリかな。と思う。
「ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796663584/>
文庫: 299ページ; 出版社: 宝島社 (2008/9/3); ISBN-10: 4796663584; ISBN-13: 978-4796663588; 発売日: 2008/9/3
「ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796663606/>
文庫: 301ページ; 出版社: 宝島社 (2008/9/3); ISBN-10: 4796663606; ISBN-13: 978-4796663601; 発売日: 2008/9/3
[書評] ★★★☆☆
前作「チーム・バチスタの栄光」に続く、海堂尊氏の作品。 今回も読ませる作りこみだ。
登場人物に特殊能力?があるという設定なのが、 病院を舞台とした作品としては、幾分非科学的な気がしないでもないが、まぁこれはコレでアリかな。と思う。
2012年10月25日木曜日
海堂尊「チーム・バチスタの栄光」(上・下)
海堂 尊 (著)
「チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796661611/>
文庫: 237ページ; 出版社: 宝島社 (2007/11/10); ISBN-10: 4796661611; ISBN-13: 978-4796661614; 発売日: 2007/11/10
「チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796661638/>
文庫: 269ページ; 出版社: 宝島社 (2007/11/10); ISBN-10: 4796661638; ISBN-13: 978-4796661638; 発売日: 2007/11/10
[書評] ★★★★★
面白い! このひと言に尽きる。 登場人物のキャラクターが際立っていることもあるが、 大学病院という舞台とそこの人間ドラマをテンポ良く書き上げ、 読者をぐいぐい引き込む。 一気に読めてしまう。そして、えぇっ?!という展開。 読ませます。
ちなみに、先週(10/17(水))、映画がTV(地上波)で放送されましたね。もちろん、見ましたよ! 主人公の田口先生が女性(竹内結子)になっていて、最初の30分はすげー違和感を感じてしまいましたが。でも、原作も面白く、脚本も良かったので、いつの間にか作品の世界に引き込まれてしまいました。
「チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796661611/>
文庫: 237ページ; 出版社: 宝島社 (2007/11/10); ISBN-10: 4796661611; ISBN-13: 978-4796661614; 発売日: 2007/11/10
「チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796661638/>
文庫: 269ページ; 出版社: 宝島社 (2007/11/10); ISBN-10: 4796661638; ISBN-13: 978-4796661638; 発売日: 2007/11/10
[書評] ★★★★★
面白い! このひと言に尽きる。 登場人物のキャラクターが際立っていることもあるが、 大学病院という舞台とそこの人間ドラマをテンポ良く書き上げ、 読者をぐいぐい引き込む。 一気に読めてしまう。そして、えぇっ?!という展開。 読ませます。
ちなみに、先週(10/17(水))、映画がTV(地上波)で放送されましたね。もちろん、見ましたよ! 主人公の田口先生が女性(竹内結子)になっていて、最初の30分はすげー違和感を感じてしまいましたが。でも、原作も面白く、脚本も良かったので、いつの間にか作品の世界に引き込まれてしまいました。
登録:
投稿 (Atom)


.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)