<http://www.amazon.co.jp/dp/4062838788/>
単行本(ソフトカバー): 292ページ
出版社: 講談社 (2014/9/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4062838788
ISBN-13: 978-4062838788
発売日: 2014/9/18
[書評] ★★☆☆☆
『化物語』(2006) (Amazon, 拙書評/初出)に始まる、西尾氏の〈物語〉シリーズの最終巻(著者によれば本書は「再終巻」)。今回は陰鬱・陰惨な描写は非常に少な目。設定がブッ飛んでいるのは毎度の通り。面白さについては、まあ、ソレナリ。
本書はもうこれ以上展開のしようもないようなストーリーとなっていて、読者を惹きつける力はシリーズ中で弱い方だと思った。が、こういう書き方にこそ「今度こそ終わり」という著者の強い意志を感じる。〈物語〉シリーズは、何度も完結(?)しているが、おそらく出版社側の都合等により、繰り返し復活(?)してきたのだと思う。著者の西尾氏に対して、「長い間のシリーズ継続、本当にお疲れ様でした」と言いたい。
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初回限定版として、西尾氏の新作「掟上今日子の備忘録」の第1話がオマケで付いて来た。これは推理物らしいが、設定はやっぱり(笑)ブッ飛んでいる。でも内容は結構面白いかも?!
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