2014年2月20日木曜日

西原 理恵子 (著)「スナックさいばら おんなのけものみち」シリーズ (3冊)

本シリーズの構成は、角川書店のサイバラ女史のサイトで募集したメッセージ・エピソードをもとに展開している。その時その時の「お題」に従って投稿された内容にサイバラ女史がコメントする形。投稿された悩み・愚痴について、切り口を変えて返答する手法は、「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」(Amazon.co.jp拙書評)と同じ。筆者の名前・話題性を使ってネタを集めるという方法は、ちょっと手抜きじゃねーか? みたいな感もあり(笑)。

でも、シリアスな話題もシリアスに扱い過ぎず(そういう辺りに細かな気の遣い方が見える…のはサイバラさんの文才?なんだろうなぁ)、気を張らずに読める本として良いかも。

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西原 理恵子 (著)「スナックさいばら おんなのけものみち 七転び八転び篇」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4041103762/>
単行本: 282ページ
出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013/1/29)
言語: 日本語
ISBN-10: 4041103762
ISBN-13: 978-4041103760
発売日: 2013/1/29

[書評] ★★★☆☆

サイバラ女史のブログからできた本、第1弾。内容は、
  • 男運
  • 夫婦生活
  • 出産・子育て
  • 肥満
といったテーマに関する、ぶっちゃけ話。色々と抱えている女性にとって、デトックス効果がありそう。

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西原 理恵子 (著)「スナックさいばら おんなのけものみち バックレ人生大炎上篇」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4041104378/>

単行本: 324ページ
出版社: 角川書店 (2013/5/1)
言語: 日本語
ISBN-10: 4041104378
ISBN-13: 978-4041104378
発売日: 2013/5/1

[書評] ★★★★☆

シリーズ第2弾。今回は、
  • 独り身でいること
  • 仕事
  • 友達
等が話題。投稿者の愚痴に対してサイバラ女史がコメントをする。日本人共通の特性として「真面目すぎる」ことを挙げ、少し肩の力を抜いても良いんじゃないかとアドバイスをくれる。

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西原 理恵子 (著)「スナックさいばら おんなのけものみち ガチ激闘篇」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4041105099/>

単行本: 333ページ
出版社: 角川書店 (2013/7/31)
言語: 日本語
ISBN-10: 4041105099
ISBN-13: 978-4041105092
発売日: 2013/7/31

[書評] ★★★★☆

本書のテーマは
  • 嫁姑問題
  • 介護
  • 離婚
など。「第4章 冷蔵庫の残りもの上等! 我が家のサイテー料理選手権」は(自分にも覚えがあるので)笑いながら読めたが、それ以外はシビアな話が多い。1人で何でも抱えて頑張ってしまう「美談のような状況」は、関係する人たち全員の「幸せ」ではないとバッサリ書いている。本当にその通りだと思う。

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他人の悩み・愚痴を共有してお互い喋り合うのと、サイバラ女史の「頑張ったね!」「よく耐えました!」というコメントだけでも、近い境遇にある人はデトックス効果があると思う。

高須克弥さん(高須クリニック)との熱愛?報道を逆手にとって“売り”にしてしまったり、サイバラ女史の逞しい生き方を見るだけでも、ガス抜きはできるかも。内容には全面的に賛成できるわけではないが、生活にストレスを抱えた女性にとって、参考になる話、「デトックス」効果も多いかも。

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