2014年2月1日土曜日

ミチオ カク (著), 斉藤 隆央 (翻訳)「サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か」


ミチオ カク (著), 斉藤 隆央 (翻訳)「サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4140813245/>

単行本: 461ページ
出版社: 日本放送出版協会 (2008/10/25)
言語: 日本語
ISBN-10: 4140813245
ISBN-13: 978-4140813249
発売日: 2008/10/25

[書評] ★★★★★

「スタートレック」、「透明人間」、「ハリー・ポッター」といったSFやファンタジーに出てくる、“ありえない”テクノロジーの可否と、実現の時期を予言する本。ニューヨーク市立大学の理論物理学教授が、各テーマについて真面目に考察し、「こういう形でなら実現できる!」を示す。とても面白い。

こなれた翻訳も良いのだろうが、何よりミチオ・カク氏の「読ませる」書き方が非常に優れている。理系的な内容の本で、寝るのも忘れて没頭した本は、久しぶりだ。テクノロジーの将来について、「ワクワク」「ドキドキ」が詰まっている。

理系を目指す高校生や(高校生には少し難しいかも知れないが)、大学1~2年生位の「科学者のタマゴ」の人たちに多く読んで欲しい本だ。良書。

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