<http://www.amazon.co.jp/dp/4106103273/>
新書: 191ページ
出版社: 新潮社 (2009/8/12)
ISBN-10: 4106103273
ISBN-13: 978-4106103278
発売日: 2009/8/12
[書評] ★★★☆☆
本書の内容は、目次を見てもらうのが良いだろう。
- 出生率2.04はどうして実現したのか――長野県下條村
- 「あるもの探し」で地域は活性化する――宮崎県児湯郡
- 林業が栄えれば水源も守れる――長野県根羽村
- 超高収益を実現した障害者企業、サムハル――スウェーデン・ストックホルム市
- 企業と農村の幸せな結婚――岩手県住田町、北海道赤平市、千葉県富里市
- 腹八分の資本主義――長野県伊那市
企業に勤務している人間としては、第6章に書かれた「会社は社員を幸せにするために存在する」(株主だけのために存在しているのではなく、社員・取引先・社会のために存在している)、「会社は急成長ではなく、持続できる低成長をするべきだ」という内容には色々と考えさせられた。コリンズ&ハンセン『ビジョナリー・カンパニー④ 自分の意志で偉大になる』(Amazon、拙書評)記載の「20マイル行進」(下記参照)と共通した考え方だ。持続可能な組織に必要な経営スタイルとして、今後ますます重要になる考え方となるだろう。
- 「20マイル行進」…景気などに左右されず、確実に仕事を進める。状況が悪い時も結果を出し続けなければいけないが、好況の時に「やりすぎない」ことも非常に重要、という考え方。
0 件のコメント:
コメントを投稿