2015年5月4日月曜日

立川 談四楼 「談志が死んだ」

立川 談四楼 「談志が死んだ」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4104247049/>
単行本: 220ページ
出版社: 新潮社 (2012/12)
言語: 日本語
ISBN-10: 4104247049
ISBN-13: 978-4104247042
発売日: 2012/12
[書評] ★★★★☆

立川談志の弟子・談四楼による、立川談志(とその一門の人たち)を描いた本。落語協会の脱退~落語立川流の立ち上げに関する顛末では、筆者・談四楼はまさにその当事者。噺家さんの人間模様が面白い。

なお、後半に入ると、談志の晩年の話が中心。談志の老いと病に振り回され、周りの人が苦労したという話が多い。

噺家さん、しかも物書きの多い立川門下の高弟が書いた文章だけに、リズムは軽妙、各話にきちんとマクラやオチまで付いている。派手な本ではないが、じわじわと面白い。大人向け。

ちなみに本書、小泉進次郎議員が衆議院本会議中に夢中になって読んでいたという曰くつきの本(もう2年以上も前のことだが)。
  • リンク→“政界のプリンス小泉進次郎があの本に夢中になった本当の理由”(ダ・ヴィンチNEWS) <http://ddnavi.com/news/136601/>

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