2012年10月24日水曜日

西原理恵子「この世でいちばん大事な「カネ」の話」

西原 理恵子 (著)
「この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4043543182/>
文庫: 202ページ; 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011/6/23); ISBN-10: 4043543182; ISBN-13: 978-4043543182; 発売日: 2011/6/23
[書評] ★★★★☆
「ヘタうま」と言うのか、非常に“味”のある絵を描く漫画家、西原理恵子(さいばらりえこ)さん。 他の漫画、たとえば「いけちゃんとぼく」などを読み、どういう人生観、価値観の持ち主なのか前から興味があった。
本書を読んで、予想以上だった。 詳しくは本書を手にとって欲しいが、凄まじい経歴の持ち主だった。 常に貧しさの中で育ち、東京西部の新興住宅街で育った自分には想像もつかないすさまじい世界。
そういう経験をしてきたためだろうか、お金に対する感覚は鋭敏だ。 日本ではお金を稼ぐことが後ろめたいような教育がなされているが(アメリカとは大違い)、 本書は、教育では教えてもらえない、お金に関して大切なこと・持っておくべき感覚が沢山書かれている。
ズバリ、読むべし。

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