<http://www.amazon.co.jp/dp/483341855X/>
単行本: 231ページ
出版社: プレジデント社 (2007/6/22)
ISBN-10: 483341855X
ISBN-13: 978-4833418553
発売日: 2007/6/22
甲斐莊正晃「女子高生ちえの社長日記〈PART‐2〉M&Aがやって来た!?」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4833418959/>
単行本: 223ページ
出版社: プレジデント社 (2008/11)
ISBN-10: 4833418959
ISBN-13: 978-4833418959
発売日: 2008/11
甲斐莊正晃「女子高生ちえのMBA日記 (女子高生ちえの社長日記 PART-3) ― 社長だもん、もっと勉強しなきゃ!!」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4833419459/>
単行本: 230ページ
出版社: プレジデント社 (2010/9/17)
ISBN-10: 4833419459
ISBN-13: 978-4833419451
発売日: 2010/9/17
甲斐莊正晃「女子高生ちえの社長日記 PART-4 ― 国際化?中国?それで、戦略!?」
<http://www.amazon.co.jp/dp/483341998X/>
単行本: 223ページ
出版社: プレジデント社 (2012/2/14)
ISBN-10: 483341998X
ISBN-13: 978-4833419987
発売日: 2012/2/14
[書評] ★★★★★
女子高生・ちえは、急逝した父親の後を継ぐ形で、同族企業の社長になってしまう。ちえが、実務経験を通して会社経営を学んで行くというストーリーを通して、会社とはどうやって動いているのかを解り易く説明してくれる本。
ストーリー展開もよく練られており(結構ドラマティックだ)、楽しく読みながら、会社経営のポイントを知ることが出来る。会社等の組織の中にいると自分の部署の活動しか知らない状態(タコツボ化)になりがちだが(特に入社数年で異動未経験の若手社員)、会社経営という観点から自分の「仕事」を考えるのに役立ちそうな本。経営とか技術とか製造とか経理とかマーケティングとか…の色々な話題について、勿論きちんとした教科書はあるし、自分が勉強したいものは積極的に「きちんとした教科書」を読むべきなのだろうが、
- 企業経営の教科書の第1ステップとして良い(読み易い)
- 色々な活動の中心となるべき、扇の要の部分が解り易く書かれている
1冊目は、在庫とかリードタイムとか原価といった、製造業に必須の知識。2冊目は、経理の話を中心に(企業買収のドラマも出てくる!)、マーケティングや競争戦略の話が出てくる。3冊目は、MBA (Master of Business Administration; 経営学修士)の考え方の基礎と、品質問題トラブル対策。4冊目は、模倣品対策・情報漏洩に関する戦略について。
この4冊を通して読むことで、企業経営に関わる主だったテーマがほぼ網羅されるようになっている。今後ますます重要になって行く知的財産戦略、従業員の待遇といった辺りについても突っ込んだ話が欲しかったが、入門書に対して、それは欲張りすぎというものだろう。
実際の企業では、本書のようなハッピーエンドの話ばかりではないのだろうが、「企業経営って何?」という人に対する導入として非常に解り易い。何年か前に流行った「もしドラ」(※下記註参照)と同じように、イントロ本として非常に優れた本だと思う。繰り返しになるが、特に若手社員にオススメだ(若手社員の研修目的で、主だった社員全員に買って与え、読ませても良いかも知れない)。
※註 「もしドラ」…岩崎夏海「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(Amazon、拙書評)
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