2014年7月6日日曜日

鬼頭 莫宏 (著)「のりりん(9)」(コミック)

今回はコミックです。前回のレビューから間(ま)が空いてしまいましたが、…現在、ちょっと「堅めの本」を数冊読んでいてレビューに至っていません。なので、今回は軽めの本(コミック)です。

鬼頭 莫宏 (著)「のりりん(9)」(コミック)
<http://www.amazon.co.jp/dp/4063545148/>
コミック: 200ページ
出版社: 講談社 (2014/5/23)
言語: 日本語
ISBN-10: 4063545148
ISBN-13: 978-4063545142
発売日: 2014/5/23

[書評] ★★★★★

本巻は競技用自転車でのレース回です。草レースです。TT(タイムトライアル)とエンデューロ(数時間の耐久レース)です。MTB・ロード等の自転車の種類を問わず、出場したことのある人にとっては「あるある」な内容。これから出てみようかな、な人には「ナルホド~」な内容。

「のりりん」全巻に言えることなのですが、説経臭くなく色々な知識を教えてくれるのが良いです。で、自身サイクリストの人が読むと、共感できる箇所が多かったり。

自転車漫画としては勿論、サイクリストへの教科書としても優れていると思います。

以下、私が大いに共感した箇所(台詞抜粋、8巻・9巻より):

  • 仕事なら命を懸けてもいいとは思わんが、趣味で命を懸けるのは絶対にやっちゃ駄目だ。時々どんな事でも命懸けてやれみたいに言う輩(やから)がいるが、そういうヤツはペテン師だよ。そいつはそう言って責任を取る気はないからな。
    (8 巻・p. 11)
  • 趣味は人生を豊かにする為(ため)のものだからな。どんなにカッコ悪くても無事に家に帰るのが一番カッコ良いことだよ。
    (8 巻・p. 11)
  • 草レースだから、わざわざそれ専用のTT フレームを用意するなんて大袈裟(おおげさ)な感じもするけど、草レースはお祭りみたいなものだからね。本気の大人の遊びよね。
    (9 巻・p. 64)
  • 遊びだからな、死ぬ気で行っても死にゃしねえ時は死ぬ気で行け。エントリー代払ったんだ。その分苦しんで楽しみな。
    (9 巻・p. 96)

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