町田とし子(まんが)・藤屋伸二(監修)「まんが 元自衛官みのり ドラッカー理論で会社を立て直す」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4796686525/>
単行本: 253ページ
出版社: 宝島社 (2011/12/14)
言語: 日本語
ISBN-10: 4796686525
ISBN-13: 978-4796686525
発売日: 2011/12/14
[書評] ★★★☆☆
怪我により自衛官を退官した主人公・みのりは、地域に密着した食品メーカーの営業職に転職する。その際、自衛官の先輩から渡された本が、ピーター・ドラッカーの『経営者の条件』。
自衛隊とメーカー営業職という、あまりにも違う文化に、みのりは戸惑いを隠せない。みのりの上司も、会社文化に染まっていない異分子・みのりの予想外の動きに苛立ちを覚えたりする。だが、みのりは会社の目的を正しく認識するに至る。お客様(小売店と最終顧客)にも喜んでもらえる活動をすることが出来るようになる。
…といったストーリーから、ドラッカーのマネジメント論をわかりやすく解説した本。数多くあるドラッカー解説書と比べると非常に“とっつきやすい”が、少々底が浅いかも(良くも悪くも宝島社クオリティ/笑)。本書の著者も認める通り(「おわりに」で書いている)、この本はあくまでも入門書だ。お堅いイメージのあるビジネス書の裾野を広げるという意味では意義のある本だが、本書に出てくるテーマに興味を持った人、問題意識を持った人は、どんどん次のステップ(他の実用書やドラッカーの著作など)を読むようにすべきだろう。イントロとしては悪くないだろう。
※ここ暫く、ゆる系ビジネス書が続いていましたが、とりあえず今回で打ち止めです(笑)。
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