2012年6月28日木曜日

R.P.ファインマン「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(Ⅰ、Ⅱ)


リチャード P. ファインマン (著), 大貫 昌子 (翻訳)
「ご冗談でしょう、ファインマンさん―ノーベル賞物理学者の自伝〈1〉」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4000053639/>
単行本: 306 p ; 出版社: 岩波書店 ; ISBN: 4000053639 ; 1 巻 (1986/06)
[書評] ★★★★★
リチャード P. ファインマン (著), 大貫 昌子 (翻訳)
「ご冗談でしょう、ファインマンさん―ノーベル賞物理学者の自伝〈2〉」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4000053647/>
単行本: 273 p ; 出版社: 岩波書店 ; ISBN: 4000053647 ; 2 巻 (1986/07)
[書評] ★★★★★
 ファインマン先生一流の軽妙な口調と剽軽なキャラクタで、気軽に読める科学入門書(?)。 原著も軽妙に書かれているようだが、本書の大貫昌子氏の翻訳も一流だ。ファインマン先生の本を読むには、ここから入ると敷居が低くて良いと思う。 本書の想定している読者は高校生・大学生(教養課程の学生)かも知れないが、 物理系に進まなかった理系人間にもお薦めである。ファインマン先生が子供の頃から学生の頃、そして教職についてから、 身近な物理・化学・生物の問題をどのように見て、どのように考えて来たかを知る手がかりとなる本である。
 物理系の大学生(専門課程の学部生・大学院生)や物理系の技術屋には初歩的に過ぎるかも知れないが、それ以外の理系人間(エンジニア)に、物の考え方・とらえ方・考え方についてのヒントをくれる書として、お奨めできる。

【追記】
上記2冊は絶版になってしまっているようだが、文庫版で同じ内容のものが出ているので念のため。
・リチャード P. ファインマン (著), Richard P. Feynman (原著), 大貫 昌子 (翻訳)
 「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫) [文庫]」
 <http://www.amazon.co.jp/dp/4006030053/>
・リチャード P. ファインマン (著), Richard P. Feynman (原著), 大貫 昌子 (翻訳)
 「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫) [文庫]」
 <http://www.amazon.co.jp/dp/4006030061/>

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