伊藤 洋一 (著)
「日本力 アジアを引っぱる経済・欧米が憧れる文化」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4062129825/>
単行本: 270 p ; サイズ(cm): 19 x 13 出版社: 講談社 ; ISBN: 4062129825 ; (2005/06/25)
[書評] ★★☆☆☆
日経ビジネス「伊藤洋一のビジネストレンド」、「伊藤洋一のRound Up World Now!」、 「森本毅郎・スタンバイ」等、Podcastのコメンテータとして有名な、 住信基礎研究所・主席研究員、伊藤洋一が書いた本の一つ。ポッドキャスティングが面白いので、この本も期待して読み始めたが、見事に裏切られた。1990年代の「失われた10年間」の間にも、日本の企業は足腰を鍛え、 世界に通用するレベルにあるぞ、日本はまだまだ大丈夫だぞ、というのがこの本の趣旨である。
が、日本との比較対象が中印韓の3ヶ国のみであり、 議論のためのデータが少なすぎるのではないか。 日本悲観論を打破したい、という意気込みは良いが、明るい話題だけにしか注目していないのが欠点だろう。
…公平に見て、日本の将来は明るいのか? 今ひとつピンと来ない。 結論が薄いのも、この本の欠点。 伊藤洋一のPodcastプログラムはいつも楽しみに聞いているが、この本はちょっといただけない。という訳で、★2つにさせて頂く。
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