2013年1月22日火曜日

きたみあきこ「Excel VBAマスターブック」

きたみ あきこ (著)
「Excel VBAマスターブック 2003&2002対応 WindowsXP版」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4839915466/>
単行本: 271ページ; 出版社: 毎日コミュニケーションズ (2006/6/1); ISBN-10: 4839915466; ISBN-13: 978-4839915469; 発売日: 2006/6/1
[書評] ★★★★☆
 Microsoft ExcelでVBAを初めて使ってみるという人におススメの1冊。 良書だと思うが、「細かいことを気にせず、とりあえず何かやってみる」タイプの人向けの本だと思う。 「Microsoft Excel Objects」と「標準モジュール」の違いとか、コードウィンドウの上にあるプルダウンメニューを違うものにしたらどうなるのか、Subの前にPrivateを付けたり付けなかったりの違いとか…等々、 気にし始めたらキリがないが(こういう人はマイクロソフトの公式解説書を見るべきだろう)、 「まずはやってみる」で良いと思う。 本書は、VBAの仕様を示す本ではなく、細かな注釈も一切省いて読みやすくした本なのだと考えるべきだろう。
 ネット上には、VBAのコード例もたくさんあるので、よほど高度なことをするのでない限り、この本とVBAのコード例でたいていのことは解決する。(ネット上のコード例は玉石混交なので、使用は個人の責任において、となるが。)
 エンジニアという職業柄、「何を今さらVBA…?」ではあるのだが、 今までVBAを使わずに済むようにC/C++に逃げていたので(マシンパワーが必要な計算はWindowsでなくPC-UnixでC/C++を使ってきた)、実はVBA初心者だったのである。 私はこの本でVBAの1歩目を踏み出した。これからVBAをいじってみたいという人におすすめできる本。
 なお、後半に行くに従い、あれもこれも、といった書き方になって来て、チョット読みづらい箇所がある。また、後述の項目を前提とした記載が出てきたり、 説明がすっぽり抜け落ちている箇所があるので、 教科書として使うには多少注意が必要だ。IT関連のマニュアル本にはありがちなのだが。。。

P.S.
書評のアップが数日滞ってしまいました。申し訳アリマセヌ。。

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