田代 真人 (監修), 藤咲 ユイ (イラスト), 池田 信夫 (原著)
「もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4822248712/>
単行本(ソフトカバー): 230ページ; 出版社: 日経BP社 (2011/11/25); 言語 日本語; ISBN-10: 4822248712; ISBN-13: 978-4822248710; 発売日: 2011/11/25
[書評] ★★★★★
主民党が2011年に起きた東日本大震災への対応のまずさにより支持率大幅下落
→2013年の総選挙で民自党が政権を奪還
→復興支援政策によるダメージと脆弱な財政基盤~財政危機
→不況による税収減で財政赤字が増大
→2015年最初の国債入札で札割れ
→「日本の財政はついに破綻した」というシグナルを市場に送る結果に
→。。。
何か本当に起きそうなヤバいストーリーで始まる。
小泉純一郎の次男、進次郎が民自党総裁につき、 日本の金融危機と財政危機を解決する為に立ちあがるというストーリーなのだが、 殆どの登場人物が実在の人物のパロディだったりして、 笑えないand笑える場面が沢山ある。
2011年11月発行の本ではあるが、1年経った今読んでも「充分にありそうなストーリー」であり、 「世の中を先読みした本」である。
あまり細かいことを書くとネタバレになるので控えておくが、 志ある人には一読をおススメできる良書。
あー、そうそう。言い忘れるところでしたが、 巻末に書かれたフリードマンの「資本主義と自由」の解説の項以外は漫画です。 経済解説みたいな漫画なので、どうしても文字数は多くなってしまいますが、 軽く読める1冊になっています。
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