2012年12月23日日曜日

デイブ・スチュワート「絶対わかる! 曲作りのための音楽理論」


デイブ スチュワート (著), 藤井 美保 (翻訳)
「絶対わかる! 曲作りのための音楽理論 [新装版] (単行本)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/484561264X/>
単行本: 188ページ; 出版社: リットーミュージック; A5版 (2006/1/26); ISBN-10: 484561264X; ISBN-13: 978-4845612642; 発売日: 2006/1/26
[書評] ★★★★☆
 現代音楽の理論書。 「理論嫌いさん、いらっしゃ~い」なんてオビに書かれているが、 本当に理論が嫌いな人は読めたシロモノではないかも。が、最低限の読譜能力があれば何とかなるかと。 至る所、おチャラけた書き方がされており、 非常に取っ付き易い本であるが、 内容は結構マトモ。 読みやすい上に分かりやすい。
 ただ、(音楽の本の常と言えようが)楽器を手元に置いて、 実際に音を出しながら確認して行かないと理解が進まない。キーボードでもギターでも弾けるように書かれている箇所が多いが、 筆者は鍵盤奏者でもあり、鍵盤向けの譜面が中心。 読者も是非手元にピアノかシンセを置くべきだだろう。
 てゆーか、ギターではオープン・クローズドともに音数の多い和音は、 一部の音を最初からオミットしないといけないから、 各音の機能を確認しながら弾くのは困難。 出来れば鍵盤楽器が良い…と思う。

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