芥川 也寸志 (著)
「音楽の基礎 (岩波新書) (新書)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4004140579/>
新書: 202ページ; 出版社: 岩波書店 (1971/08); ISBN-10: 4004140579; ISBN-13: 978-4004140573; 発売日: 1971/08
[書評] ★★★★★
文豪・芥川龍之介氏の三男で、作曲家・指揮者として有名な、芥川也寸志氏作となる本。 作者は、私が子供の頃、音楽TV番組『音楽の広場』に黒柳徹子と一緒に出演していた と記憶する。 細身でタキシードが似合い、ダンディで優しくハッキリした話し方が印象的だった。
この番組でもポピュラー音楽までカバーしていたが、どちらかというとクラシック寄りの人と思っていた。が、何のナンの、中世音楽から近代音楽、 現代音楽まで非常に幅広い範囲の「音楽」をおさえた本だった。 本書の後半は、ジャズ(→ロックやポピュラー音楽全部に共通)の和声学を、 諸人に解りやすく解いた内容。
楽典とかを全然知らない人(私を含めて!)にとっても、非常に読みやすい。 後半部分は、ピアノでもギターでも良いので、 楽譜に書かれたことを実際に音にしてみて確認しながら読むと、より多くを得られるだろう。
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