2012年12月31日月曜日

長尾藤三「おじさん自転車講座」「おじさん自転車革命」

長尾 藤三
「おじさん自転車講座 (単行本(ソフトカバー))」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4772702903/>
単行本(ソフトカバー): 246ページ ; 出版社: 五月書房; 改訂版版 (1999/04) ; ASIN: 4772702903
長尾 藤三
「おじさん自転車革命 (単行本)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4772703586/>
単行本: 226ページ ; 出版社: 五月書房 (2001/08) ; ASIN: 4772703586
[書評] ★★★☆☆
 自転車に乗ることがいかに気持ち良いかを訴える点では、ピカイチの本。しかしながら、現代文明とそれを享受することの良さ、一生懸命に仕事をすること、 等々を全否定するような書き方が多く、私は100%好意的に読むことが出来なかった。
 確かに、現代文明は、人間の自然の摂理に逆らった部分が多すぎる。でも、それは便利なこと&自由なことの裏返しであって、 人間の摂理に反した部分がある程度あっても、ニーズがあるから文明は進化している。それを、斜に構えて否定しても構わないんだけど、ちょっと押し付けがましいかな、という気もした。
 自転車の気持ちよさがとても解り易く、また共感できる部分も沢山あるので、そこだけ拾えば★を5つにしたかったんだけど、ネガティブに読めてしまう部分が多々あるので、★2つ減点、3つとさせて頂く。

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