田原 総一朗 (著)
「田原の眼力 (扶桑社新書) (新書)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4594061389/>
新書: 212ページ; 出版社: 扶桑社 (2010/1/30); ISBN-10: 4594061389; ISBN-13: 978-4594061388; 発売日: 2010/1/30
[書評] ★★★☆☆
本書は、著者・田原総一朗氏が週刊読書人に連載したコラムを集めて1冊の本としたものである。2001年の小泉政権時代のものから、民主党が与党になった2009年の総選挙の少し後の内容までを網羅する。 小泉政権当時の「自民党をぶっ壊す」や小泉チルドレンなどの話題も豊富で、その後の政権の迷走、与党民主党の鳩山内閣が与党としての自覚が足りない?様子まで、10年間の政局を俯瞰して見ることが出来る。
田原氏は「朝まで生テレビ」等、政局を中心とした話題について、 議論の流れを整理するというよりも火を噴く方向に持って行く達人で、そうした田原氏への世間の評価は賛否両論、複雑だろう。そんな田原氏のものの見方、考え方が実によく現れている本であり、 2000年~2010年までの日本と日本をとりまく世界の10年間を考察する上で、 非常に参考になると思う。
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