2012年7月10日火曜日
トーマス・フリードマン「フラット化する世界」(上・下)
トーマス・フリードマン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)
「フラット化する世界(上) (単行本)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4532312795/>
単行本: 396ページ ; 出版社: 日本経済新聞社 (2006/5/25) ; ASIN: 4532312795 ; サイズ (cm): 19 x 13
トーマス・フリードマン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)
「フラット化する世界(下) (単行本)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4532312809/>
単行本: 416ページ ; 出版社: 日本経済新聞社 (2006/5/25) ; ASIN: 4532312809 ; サイズ (cm): 19 x 13
[書評] ★★★★★
メチャクチャ面白い!
経済競争の競技場が、今では全世界になった! 著者はこれを「グローバリゼーション3.0」と定義し、 全世界がフラットな競技場となり、今では国家・企業だけでなく、個人もこのフラットな競技場で戦う必要があると説く。
フラット化とはインターネットに代表される技術で、距離や政治での障壁がなくなる事を指す。 物だけでなく知的サービスも海外とやり取りされると、我々の生活やビジネスはどう変わっていくのかが述べられており、非常に興味深い。
フラット化した世界で戦う為に、国家・企業・個人はどうしたら良いのか? 逆に、フラット化から取り残された企業や個人はどうなってしまうのか? 本書を読んで、今後の世界のあり方、国家・企業・個人がどう変化していくべきであるのかを考えさせてくれる。
非常にテンポ良く書かれており、ぐいぐいと引き込まれる。 単に情報を与えてくれるのみならず、読者に自発的に考えさせるきっかけを与えてくれる、 優れた著作だと思う。オススメ!
※今では増補改訂版(上巻、下巻)が出ているので(2008/01/19発行)、こちらを参照されたい。
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