2012年7月26日木曜日

クレイトン・クリステンセン、ほか「イノベーションのDNA」

クレイトン・クリステンセン (著), ジェフリー・ダイアー (著), ハル・グレガーセン (著), 櫻井 祐子 (翻訳)
「イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4798124710/>
単行本: 352ページ; 出版社: 翔泳社 (2012/1/18); 言語 日本語; ISBN-10: 4798124710; ISBN-13: 978-4798124711; 発売日: 2012/1/18
[書評] ★★★★☆
 クリステンセン教授の「破壊的イノベーション論」に関する最新刊。
 イノベーティブな起業家や組織の行動原理を分析し、 一般的な社員(マネジャー以上)や組織をどうすればイノベーティブになれるかを書いた本。
 結論を言ってしまうと、優れたイノベータは「他人と全く違う行動をとる」ことに特徴があるという。その内容を整理すると、
  ①現状に異議を唱、正しい質問をする
  ②世界(顧客や顧客の行動)を観察する
  ③さまざまな人脈(ネットワーク)を通して、斬新なアイデアを触発する
  ④実験を何度でも行い、有効な解決策を見出す
  ⑤まったく異なるアイデアや経験を関連づけて、驚くような解決策を導く
といった辺りなのだが、詳しくは本書を手に取って読んで欲しい。
 本作も、企業幹部・研究開発メンバー・営業メンバーの全てにとって 必読の課題図書であると思う。

 なお、研究開発に携わる技術者ならば、クリステンセン氏の破壊的イノベーション論の本は全て網羅しておいた方が良い。
  ①イノベーションのジレンマ、
  ②明日は誰のものか イノベーションの最終解、
  ③イノベーションへの解 実践編
  ④教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する (←この1冊だけ毛色が違うので飛ばしても良いかも)
  ⑤イノベーションのDNA
 これらは21世紀の教養だ。

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