2012年7月9日月曜日

P.F.ドラッカー「見えざる革命―年金が経済を支配する」

P.F. ドラッカー (著), Peter F. Drucker (原著), 上田 惇生 (翻訳)
「新訳 見えざる革命―年金が経済を支配する (ドラッカー選書) (単行本)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4478320845/>
単行本: 276ページ; 出版社: ダイヤモンド社 (1996/11); ISBN-10: 4478320845; ISBN-13: 978-4478320846; 発売日: 1996/11
[書評] ★★★☆☆
 副題「年金が経済を支配する」の通り、今後、社会において年金が取る役割を分析し、 年金基金が企業株式の4割を所有している現実に即し、 年金制度の現状と今後を分析し、年金はどうあるべきかを説いた本。 日本は米国とは事情が違うものの、急速に高齢化が進んでいる現実を見るに、 年金制度等については、米国以上に深刻だと言えよう。
 米国では、年金基金が企業株式の4割を所有しており、年金基金が「大株主」になっているという。 資本主義の根幹を年金基金が支える形になる。 日本も年金制度の米国化が進んでおり、決して他人ごとではない。
 自分の仕事に直接は関係の無い話題だが、教養として読んでおいて損は無いと思った。

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