2014年2月17日月曜日

司馬 遼太郎 (著)「功名が辻」文庫版〈1〉~〈4〉

またまた歴史小説です。

司馬 遼太郎 (著)「功名が辻〈1〉」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4167663155/>
文庫: 313ページ、出版社: 文藝春秋; 新装版版 (2005/02)、ISBN-10: 4167663155、ISBN-13: 978-4167663155

司馬 遼太郎 (著)「功名が辻〈2〉」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4167663163/>
文庫: 347ページ、出版社: 文藝春秋; 新装版版 (2005/02)、ISBN-10: 4167663163、ISBN-13: 978-4167663162

司馬 遼太郎 (著)「功名が辻〈3〉」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4167663171/>
文庫: 336ページ、出版社: 文藝春秋; 新装版版 (2005/03)、ISBN-10: 4167663171、ISBN-13: 978-4167663179

司馬 遼太郎 (著)「功名が辻〈4〉」
<http://www.amazon.co.jp/dp/416766318X/>
文庫: 327ページ、出版社: 文藝春秋; 新装版版 (2005/03)、ISBN-10: 416766318X、ISBN-13: 978-4167663186

[書評] ★★★☆☆

戦国時代~江戸初期の武将、山内一豊の妻・千代を主人公とした戦国武将物語。 一国の大名となるには凡庸とも言える武将・一豊の妻として、 千代は一豊をおだてたり、(家臣を経由して)助言をしたりして、 陰ながら一豊の立身出世を助ける。 一豊は織田信長の臣下としてキャリアをスタートするが、 千代の働きの功もあり、信長~秀吉~家康の時代の流れに上手く乗り、 とうとう土佐一国の主にまで登りつめる。

まだ駆け出しの頃の一豊に関する資料など少ないであろうし、 史実に矛盾しない程度の創作は多々あるのだろうが、 武将をその妻・千代の目を通じて描写した作りは面白い。 司馬遼太郎らしい書き込み方と言えよう。

なお、一豊の家系の山内容堂は、幕末時代の土佐藩主であり、 坂本龍馬を輩出した国の国主である(坂本龍馬は脱藩後に活躍をするのであるが)。 戦国~江戸初期の登場人物の多くの家系から幕末時代の人物が多く輩出されている。 司馬遼太郎は作中にて「余談」としつつも、こういうつながりを示していることが多く、 歴史の流れを感じながら読むという楽しみ方もある。

幕末時代~明治・大正・昭和初期までの歴史小説は若い人向けと言えるだろうが、 本作品はもう少し大人になってから読むと十分に味わえる内容なのではないかと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿