大前 研一 (著)
「やりたいことは全部やれ!」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4062108372/>
単行本: 240 p ; 出版社: 講談社 ; ISBN: 4062108372 ; (2001/12)
[書評] ★★☆☆☆
大前研一のエッセイ。ビジネス書と思って読むと、思いきり裏切られる。が、軽く読めるエッセイだと思えば不満は無い。
この本を啓蒙書として読みたい人は、プロローグと第1章に注力すべきだと思う。この本のエッセンスは冒頭部分に詰まっている。あとは、お決まりの大前節がひたすら続き、これでもかと言わんばかりに冒険談が続く。 自慢話と思って読むと辛いが、漫談だと思って読むと爽快ですらある。が、万人向けの書ではないことと、爽快感以外にあまり得るものが無いことから、 私なりに評価をするならば低めのレーティングとさせて頂く。とは言え、私はこういう本は嫌いではない。
ところで。 人生、色々な箇所に分岐点、ターニングポイントといったものがあると思う。これをポジティブに捉えるか、あるいはネガティブに捉えるか。 実際には大抵の人は、ポジ・ネガ両方の解釈をしているのだろうと思う。この解釈は両方正しいのだろうが、が、片方の解釈のみでは、偏った考え方になるだろう。と考えると、自慢話ばかりの本を書いている大前氏は、もしかしたら救いようのないほどの「シアワセ者」と言えそうだし、あるいは、ネガティブな面を隠して一面のみを強調しているのであれば、 表に出せない面にはヒステリックなほどコンプレックスが隠されているのではないか と勘繰ってしまう(ま、そういう考え方も「アリ」ではあるのだが)。 考えすぎ、深読みのしすぎだろうか?
なにはともあれ、冒頭部以外は非常に軽く読める。 大前ファンならば読んでおいても良いのではないだろうか。
2012年8月31日金曜日
2012年8月30日木曜日
佐藤哲也「未来を予測する技術」
佐藤 哲也 (著)
「未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46) (ソフトバンク新書 46) (新書)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4797341165/>
新書: 184ページ; 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2007/8/16); ISBN-10: 4797341165; ISBN-13: 978-4797341164; 発売日: 2007/8/16
[書評] ★★★☆☆
2002に世界最速のスパコン、「地球シミュレータ」が日本から世界に向けて発表された。このことは、日本よりもむしろ米国で大騒ぎになった。 冷戦時代、アメリカが宇宙開発でソ連のスプートニク号に遅れをとったことにちなんで、 「コンピュートニク」と米国で大騒ぎされ、米国が慌てて巨額の予算を注ぎ込み、 世界最速のスパコン開発スタートの契機となったコンピュータである。
本書は、この「地球シミュレータ」の置かれている海洋科学技術センター・地球シミュレータセンターのセンター長が自ら書いた本。
著者は、それまでの計算機シミュレーションが、システム全体のうち一部だけを切り出して行なわれていたものであるのに対し、 地球シミュレータの意義は、システムの一部だけでなく全体をシミュレート出来るようになったことであると説く。これにより、科学的信頼性をもって未来を観測可能とすることが出来たとも説く。
地球シミュレータは、発表後、地球温暖化に関するシミュレーション等、 世界の科学界において、非常に重要な役割を果たしている。 本書では、未来を見る技術としての「シミュレーション文化」の萌芽と、その重要性について説く。
シミュレーション専用計算機の開発という点で、 「スーパーコンピューターを20万円で創る」と共通する部分はあるが、スケールの馬鹿でかさで言えば、地球シミュレータの方がはるかに大きい。ただし、その道の専門家とは言え、商業誌作家でない人が書いた文章は、ちょっと渋めだ。テンポ良く読むというよりも、じっくりと噛み締めながら読むのに良い。 計算機科学に興味がある向きには非常にオススメできる本だ。
脱線するが、現在は世界最速のスパコンは日米中がシノギを削って争っている領域だ(ニュースにもなるので知っている人も多いだろう)。先日まで2年間ほど日本の「京」が世界一だったが、IBMがBlue Geneシリーズのプロセッサを使った「Sequoia」というスパコンで世界一の座を取り戻した。「世界一」という称号は、 米国が威信を賭けて取り組んでいる領域なのだ。米国政府は、IBMだけでなく、CrayやSun Microsystems、Agilent、等々に毎年数十億ドルという莫大な予算を注ぎ込み、世界最速のスパコンを開発した。 現在の世界最速マシンは、IBM社の「Blue Gene」シリーズ。チェスの世界チャンピオンを打ち負かした「Deep Blue」と同じIBMのスパコンだ。…ということを判りながら今の仕事をやっていると、本当に面白いなぁ、と思う今日この頃だ。
「未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46) (ソフトバンク新書 46) (新書)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4797341165/>
新書: 184ページ; 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2007/8/16); ISBN-10: 4797341165; ISBN-13: 978-4797341164; 発売日: 2007/8/16
[書評] ★★★☆☆
2002に世界最速のスパコン、「地球シミュレータ」が日本から世界に向けて発表された。このことは、日本よりもむしろ米国で大騒ぎになった。 冷戦時代、アメリカが宇宙開発でソ連のスプートニク号に遅れをとったことにちなんで、 「コンピュートニク」と米国で大騒ぎされ、米国が慌てて巨額の予算を注ぎ込み、 世界最速のスパコン開発スタートの契機となったコンピュータである。
本書は、この「地球シミュレータ」の置かれている海洋科学技術センター・地球シミュレータセンターのセンター長が自ら書いた本。
著者は、それまでの計算機シミュレーションが、システム全体のうち一部だけを切り出して行なわれていたものであるのに対し、 地球シミュレータの意義は、システムの一部だけでなく全体をシミュレート出来るようになったことであると説く。これにより、科学的信頼性をもって未来を観測可能とすることが出来たとも説く。
地球シミュレータは、発表後、地球温暖化に関するシミュレーション等、 世界の科学界において、非常に重要な役割を果たしている。 本書では、未来を見る技術としての「シミュレーション文化」の萌芽と、その重要性について説く。
シミュレーション専用計算機の開発という点で、 「スーパーコンピューターを20万円で創る」と共通する部分はあるが、スケールの馬鹿でかさで言えば、地球シミュレータの方がはるかに大きい。ただし、その道の専門家とは言え、商業誌作家でない人が書いた文章は、ちょっと渋めだ。テンポ良く読むというよりも、じっくりと噛み締めながら読むのに良い。 計算機科学に興味がある向きには非常にオススメできる本だ。
脱線するが、現在は世界最速のスパコンは日米中がシノギを削って争っている領域だ(ニュースにもなるので知っている人も多いだろう)。先日まで2年間ほど日本の「京」が世界一だったが、IBMがBlue Geneシリーズのプロセッサを使った「Sequoia」というスパコンで世界一の座を取り戻した。「世界一」という称号は、 米国が威信を賭けて取り組んでいる領域なのだ。米国政府は、IBMだけでなく、CrayやSun Microsystems、Agilent、等々に毎年数十億ドルという莫大な予算を注ぎ込み、世界最速のスパコンを開発した。 現在の世界最速マシンは、IBM社の「Blue Gene」シリーズ。チェスの世界チャンピオンを打ち負かした「Deep Blue」と同じIBMのスパコンだ。…ということを判りながら今の仕事をやっていると、本当に面白いなぁ、と思う今日この頃だ。
2012年8月29日水曜日
伊藤智義「スーパーコンピューターを20万円で創る」
伊藤 智義 (著)
「スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書 395G) (新書)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4087203956/>
新書: 235ページ; 出版社: 集英社 (2007/06); ISBN-10: 4087203956; ISBN-13: 978-4087203950; 発売日: 2007/06
[書評] ★★★★★
汎用のスーパーコンピュータがレンタルだけで月数億円もしていた時に、 天文学の数値計算に特化した専用のスーパーコンピュータを大学の研究室内で、しかも予算20万円でつくったという話。 著者は、その当事者が書いた本。 当事者であるとともに、学生時代に商業雑誌の原作著者(漫画雑誌「ヤングジャンプ」掲載の「栄光なき天才たち」の原作作者)もやっていたというだけあって、読ませる文章を書く。 教授を筆頭とする研究室メンバーの活動内容だけでなく心理面にも言及し、 研究/開発活動における高揚感・挫折感・達成感を見事に描き表わしている。 筆致はテンポ良く、コンピュータに詳しくない人が読んでも面白く読めるように書かれている。
研究・開発に携わる/携わっていた人間が読むと、手に汗握り、わくわくどきどきしながら あっという間に読めてしまう。 面白い! オススメできる本だ。
「スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書 395G) (新書)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4087203956/>
新書: 235ページ; 出版社: 集英社 (2007/06); ISBN-10: 4087203956; ISBN-13: 978-4087203950; 発売日: 2007/06
[書評] ★★★★★
汎用のスーパーコンピュータがレンタルだけで月数億円もしていた時に、 天文学の数値計算に特化した専用のスーパーコンピュータを大学の研究室内で、しかも予算20万円でつくったという話。 著者は、その当事者が書いた本。 当事者であるとともに、学生時代に商業雑誌の原作著者(漫画雑誌「ヤングジャンプ」掲載の「栄光なき天才たち」の原作作者)もやっていたというだけあって、読ませる文章を書く。 教授を筆頭とする研究室メンバーの活動内容だけでなく心理面にも言及し、 研究/開発活動における高揚感・挫折感・達成感を見事に描き表わしている。 筆致はテンポ良く、コンピュータに詳しくない人が読んでも面白く読めるように書かれている。
研究・開発に携わる/携わっていた人間が読むと、手に汗握り、わくわくどきどきしながら あっという間に読めてしまう。 面白い! オススメできる本だ。
2012年8月28日火曜日
矢沢久雄「プログラムはなぜ動くのか―知っておきたいプログラミングの基礎知識」
矢沢 久雄 (著), 日経ソフトウエア (監修)
「プログラムはなぜ動くのか ― 知っておきたいプログラミングの基礎知識 (単行本)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4822281019/>
単行本: 304ページ、出版社: 日経BP出版センター (2001/9/27)、ISBN-10: 4822281019、ISBN-13: 978-4822281014
[書評] ★★★☆☆
タイトル通り、コンピュータ上でプログラムが動く原理をわかりやすく解説した本。
「わかりやすく」と書いたが、実はこれがなかなか難しい。 解説本によくあることだが、ある程度理解している人が本書を読むとよくわかるのかも しれないが、全くの初心者が本書を読んでも何のことやらサッパリ…だろう。 特に、プログラミング言語(C/C++、Visual Basic等)の心得が無いと内容を理解するのも覚束ないだろう。さらに、後半はマシン後(アセンブリ言語)の心得が必須とは言わないまでも、この辺りの断片的な知識だけでも無いと読み解くのは非常に難しい。
読むのが大変な本だが、内容を理解することが出来れば、 計算機の動きについて、一段上の理解が出来るのではないだろうか。
※本書は現在、第2版が出版されている(2007/3発行)。
※コンピュータ(CPU)の動作を理解するのに私が色々な人にオススメしている本は、 渡波 郁・著「CPUの創りかた」(毎日コミュニケーションズ、2003/10発行)。
2012年8月27日月曜日
渡波郁「CPUの創りかた」
渡波 郁 (著)
「CPUの創りかた」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4839909865/>
単行本: 328 p ; 出版社: 毎日コミュニケーションズ ; ISBN: 4839909865 ; (2003/10/01)
[書評] ★★★★☆
面白い! この一言に尽きると思う。
本書は、汎用ICを組み合わせて、CPU(と呼べそうな物)を作ってみよう、という趣旨の本だ。が、実際に作ることよりも、ロジックの組み立て方の解説の方に重きを置かれている。と書くと難しい本だと思われそうだが、読むのに必要な予備知識は少なくても大丈夫だ(勿論、ディスクリート電子部品の知識があれば役に立つし、アセンブラの知識があればロジック回路の組立の部分で非常に役に立つ)。ソフトな文体に似合わず、内容は結構クリアに書かれていたりする。また、ドロドロした専門的な話は必要以上は書かれていないが(各自の興味に合わせて、Webで調べるなりIC/LSIメーカのデータシートを見るなりして自分で調べて欲しい、とのこと)、これが却ってテンションを下げずに読み続けられるポイントなのかも知れない。
製作するCPUは4ビットで16ステップしか無い、非実用的なシロモノだが、 「読んでみようじゃないか」と思わせるだけの内容は持っている。 読み進めるのに必要な情報は、順番に読んで行けば大抵書いてある。 読者に求められるものは、ロジック回路の組み合わせパズルを理解するだけの忍耐力。これに尽きる。(勿論、テキトーに読み流しても内容はソレナリに解る。) ただ、この本の問題点は、表紙や挿絵が「萌え」系なこと。 少なくとも、通勤電車の中で読むには、この表紙はいただけない。 表紙を外していても、挿絵を人に見られるのは、やはり恥ずかしい。…というだけの理由で、☆ひとつ付けさせてもらったが、 家などでゴロゴロしながら読むには、非常にオススメだ。
2012年8月26日日曜日
エドワード・ヨードン「デスマーチ 第2版 ソフトウェア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか」
エドワード・ヨードン (著), 松原 友夫 (翻訳), 山浦 恒央 (翻訳)
「デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4822282716/>
単行本: 320 p ; 出版社: 日経BP社 ; ISBN: 4822282716 ; 第2版 版 (2006/05/03)
[書評] ★★★★★
ほとんどの組織では、人・物・金は常に不足している。しかも慢性的に。ある程度のリソース不足は仕方の無いことだ。しかし、致命的に少ないリソースで、アウトプットだけ求められる場合がある。スタート当時から、滅茶苦茶なスケジュール、納期が決まった後に二転三転する仕様。 1ヶ月の納期でクソマネジャーが「we can do it without any problem!」と安請け合いした仕事が、 部材の納期が4週間で(しかもそれは段取りを考えるとリーズナブルな納期だったりする)、その後の線表もカツカツに詰めて書いても2週間。そういうことが分かった後も、 納期だけ決まってしまい、それでも仕様は決まらず、仕様が決まるのは、納期1週間前位。しかも、そういう仕事を安請け合いした張本人は「外注をコントロールできないのはオマエに業務遂行能力が無いからだ」とか言って、自分の無能さには全く気づいていなかったりする。 気づいていないだけでなく、自分を神か何かと勘違いしている。
…まぁ、そういったカミカゼ特攻隊的な自滅的な仕事を一般に「デスマーチ」とか言ったりする訳だが、何だかよく聞く話じゃないか?
何故このような仕事が降って来るのかと言えば、それは政治的な理由で請け負わざるを得なかったとか、 単にマネジャーが無能なだけとか、 発注元が組織として崩壊しているとか、まぁそういったところだろう。
この本は、そういった仕事への取り組み方、そういうアホへの接し方、 等々についてのヒントが書いてあります。 鬱々とする前に、自分たちだけじゃないと知り、ちょっとだけ救われた気になるのも、この本の効用かも。でも、そんな組織は早晩滅びる運命にある。てゆーか、早々に滅びてくれた方が、世のため・人のためです。 説明しても分からんアホには付き合ってられません。そういう組織が潰されずに残っているということは、 会社自体が、そういう滅茶苦茶な仕事の仕方を「是」として扱っているということ。 異動希望が聞き入れられなかったら、身の振り方を考えましょう。
「デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4822282716/>
単行本: 320 p ; 出版社: 日経BP社 ; ISBN: 4822282716 ; 第2版 版 (2006/05/03)
[書評] ★★★★★
ほとんどの組織では、人・物・金は常に不足している。しかも慢性的に。ある程度のリソース不足は仕方の無いことだ。しかし、致命的に少ないリソースで、アウトプットだけ求められる場合がある。スタート当時から、滅茶苦茶なスケジュール、納期が決まった後に二転三転する仕様。 1ヶ月の納期でクソマネジャーが「we can do it without any problem!」と安請け合いした仕事が、 部材の納期が4週間で(しかもそれは段取りを考えるとリーズナブルな納期だったりする)、その後の線表もカツカツに詰めて書いても2週間。そういうことが分かった後も、 納期だけ決まってしまい、それでも仕様は決まらず、仕様が決まるのは、納期1週間前位。しかも、そういう仕事を安請け合いした張本人は「外注をコントロールできないのはオマエに業務遂行能力が無いからだ」とか言って、自分の無能さには全く気づいていなかったりする。 気づいていないだけでなく、自分を神か何かと勘違いしている。
…まぁ、そういったカミカゼ特攻隊的な自滅的な仕事を一般に「デスマーチ」とか言ったりする訳だが、何だかよく聞く話じゃないか?
何故このような仕事が降って来るのかと言えば、それは政治的な理由で請け負わざるを得なかったとか、 単にマネジャーが無能なだけとか、 発注元が組織として崩壊しているとか、まぁそういったところだろう。
この本は、そういった仕事への取り組み方、そういうアホへの接し方、 等々についてのヒントが書いてあります。 鬱々とする前に、自分たちだけじゃないと知り、ちょっとだけ救われた気になるのも、この本の効用かも。でも、そんな組織は早晩滅びる運命にある。てゆーか、早々に滅びてくれた方が、世のため・人のためです。 説明しても分からんアホには付き合ってられません。そういう組織が潰されずに残っているということは、 会社自体が、そういう滅茶苦茶な仕事の仕方を「是」として扱っているということ。 異動希望が聞き入れられなかったら、身の振り方を考えましょう。
マリアン・ジェニングス「ウサギはなぜ嘘を許せないのか?」
マリアン・M・ジェニングス (著), 山田 真哉 (著), 野津 智子 (著)
「ウサギはなぜ嘘を許せないのか? (単行本(ソフトカバー))」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4776203561/>
単行本(ソフトカバー): 159ページ ; 出版社: アスコム (2006/10/26) ; ISBN-10: 4776203561 ; ISBN-13: 978-4776203568 ; 発売日: 2006/10/26 ; 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 1.2 cm
[書評] ★★★★★
日経ビジネス・佐藤吉哉編集長(当時)がPodcast番組内で西原理恵子氏の絵本「いけちゃんとぼく」を推薦した時に(もちろんこちらも読んだが)、ラジオ日経・薬師神(やくしじん)アナウンサーが対抗するように(?)推薦していた本。
企業・組織のコンプライアンスについて、 物語を通じ、誰にでも分かりやすく説明する。
本書の通奏低音は、以下にある。
・他人にこうあってほしいからこそ、自分もこうしないといけない。
・みんなが正直であったほうが、ビジネスはしやすい。
法律があるから守らなければいけない、というのではない。 人間としてのルールを守らずに「ずる」をする人が居るから、そういう人を許さないように法律が出来ているのだ。
老若男女問わず、全ての人に推薦できる本だ。
ところで最近、物語形式をとり、 誰にでも理解しやすく書かれたビジネス書が増えているような気がするのだが、 如何だろうか。たとえば、本書の他にも、M・ランズバーグ(著)の「駆け出しマネジャー アレックス」シリーズなどもそう。 確かに読み易く、かつ解り易いのだが、こういう本が売れる時代、あるいは、こういう本が求められる時代になってしまったのだなぁと、 時代の流れを思う(爺臭いってか?/苦笑)。
「ウサギはなぜ嘘を許せないのか? (単行本(ソフトカバー))」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4776203561/>
単行本(ソフトカバー): 159ページ ; 出版社: アスコム (2006/10/26) ; ISBN-10: 4776203561 ; ISBN-13: 978-4776203568 ; 発売日: 2006/10/26 ; 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 1.2 cm
[書評] ★★★★★
日経ビジネス・佐藤吉哉編集長(当時)がPodcast番組内で西原理恵子氏の絵本「いけちゃんとぼく」を推薦した時に(もちろんこちらも読んだが)、ラジオ日経・薬師神(やくしじん)アナウンサーが対抗するように(?)推薦していた本。
企業・組織のコンプライアンスについて、 物語を通じ、誰にでも分かりやすく説明する。
本書の通奏低音は、以下にある。
・他人にこうあってほしいからこそ、自分もこうしないといけない。
・みんなが正直であったほうが、ビジネスはしやすい。
法律があるから守らなければいけない、というのではない。 人間としてのルールを守らずに「ずる」をする人が居るから、そういう人を許さないように法律が出来ているのだ。
老若男女問わず、全ての人に推薦できる本だ。
ところで最近、物語形式をとり、 誰にでも理解しやすく書かれたビジネス書が増えているような気がするのだが、 如何だろうか。たとえば、本書の他にも、M・ランズバーグ(著)の「駆け出しマネジャー アレックス」シリーズなどもそう。 確かに読み易く、かつ解り易いのだが、こういう本が売れる時代、あるいは、こういう本が求められる時代になってしまったのだなぁと、 時代の流れを思う(爺臭いってか?/苦笑)。
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