2012年8月26日日曜日

マリアン・ジェニングス「ウサギはなぜ嘘を許せないのか?」

マリアン・M・ジェニングス (著), 山田 真哉 (著), 野津 智子 (著)
「ウサギはなぜ嘘を許せないのか? (単行本(ソフトカバー))」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4776203561/>
単行本(ソフトカバー): 159ページ ; 出版社: アスコム (2006/10/26) ; ISBN-10: 4776203561 ; ISBN-13: 978-4776203568 ; 発売日: 2006/10/26 ; 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 1.2 cm
[書評] ★★★★★
 日経ビジネス・佐藤吉哉編集長(当時)がPodcast番組内で西原理恵子氏の絵本「いけちゃんとぼく」を推薦した時に(もちろんこちらも読んだが)、ラジオ日経・薬師神(やくしじん)アナウンサーが対抗するように(?)推薦していた本。
 企業・組織のコンプライアンスについて、 物語を通じ、誰にでも分かりやすく説明する。
 本書の通奏低音は、以下にある。
  ・他人にこうあってほしいからこそ、自分もこうしないといけない。
  ・みんなが正直であったほうが、ビジネスはしやすい。
 法律があるから守らなければいけない、というのではない。 人間としてのルールを守らずに「ずる」をする人が居るから、そういう人を許さないように法律が出来ているのだ。
 老若男女問わず、全ての人に推薦できる本だ。
 ところで最近、物語形式をとり、 誰にでも理解しやすく書かれたビジネス書が増えているような気がするのだが、 如何だろうか。たとえば、本書の他にも、M・ランズバーグ(著)の「駆け出しマネジャー アレックス」シリーズなどもそう。 確かに読み易く、かつ解り易いのだが、こういう本が売れる時代、あるいは、こういう本が求められる時代になってしまったのだなぁと、 時代の流れを思う(爺臭いってか?/苦笑)。

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