2013年4月10日水曜日

鈴木敏夫「仕事道楽―スタジオジブリの現場」


鈴木 敏夫(著)
「仕事道楽―スタジオジブリの現場」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4004311438/>
新書: 211ページ; 出版社: 岩波書店 (2008/7/18); ISBN-10: 4004311438; ISBN-13: 978-4004311430; 発売日: 2008/7/18
[書評] ★★★★☆
 スタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫氏の本。 鈴木氏ご本人の仕事に対する考え方や、スタジオジブリの会社としてのあり様、組織というものについて深く考えさせられる。 会社勤めの人間にとって、p.138の鈴木氏の発言は“深い”。
  「いい作品を作る、これがジブリの目的です。会社の維持・発展は二の次です。ここがふつうの会社とは異なります。」(p. 138より抜粋)
 組織の中で仕事をしている人、チームをまとめて仕事をしている人などには、参考になる場所が多い筈だ。良書。

 ただ、鈴木氏が組織人に求める“仕事”のレベルというのは非常に高いようだ。 実際にスタジオジブリで働くとしたら、ある意味、非常に辛そう。 生活の為の仕事ではなく、仕事のための生活になりそうだ。(笑)

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