2013年4月22日月曜日

日経ヴェリタス編集部(編集)「これらの人生 お金に困らない本」

日経ヴェリタス編集部 (編集)
「これからの人生 お金に困らない本 (日経ビジネス人文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4532196310/>
文庫: 285ページ; 出版社: 日本経済新聞出版社 (2012/4/3); ISBN-10: 4532196310; ISBN-13: 978-4532196318; 発売日: 2012/4/3
[書評] ★★★☆☆
 人生の色々なステージにいる登場人物を例にとり、 人生における「ガソリン」たるお金の貯め方、運用の仕方、お金に対する考え方について、分かりやすい話を通じて教えてくれる。
 どうも「お金を稼ぐこと」に対して、どうしても後ろ向きなイメージが拭えないのは、 我々日本人が「お金(だけ)を稼ぐことは卑しいことだ」、 「人生で本当に大切なのはお金じゃない」と、それこそ小学生の頃からの道徳教育で教え込まれているからかもしれないが(“お金は不浄のもの”神話?)、 本書はその「タブー」的領域について、前向きに読ませてくれる。(近年は日本でも、個人投資など、資産形成・資産運用に関する情報が色々とオープンになり、またネット取引など身近になり、不労所得というものに対する考え方も随分と欧米化してきているとは思う。…って、頭も神経も使うので、決して「不労」所得などではないと思うのだが、この「不労所得」という表現は、いわゆる「労働の対価」ではないという意味、と考えることにする。)
 税制や諸手続きの内容は、時代とともに変わってしまうものかもしれないが、とりあえず「今」役に立つ情報として有用。お金に対する考え方は、「今」だけじゃなく、この先当分は有効かと。

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