2013年2月17日日曜日

磯田道史「武士の家計簿」

磯田 道史 (著)
「武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書) [新書]」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4106100053/>
新書: 222ページ; 出版社: 新潮社 (2003/4/10); ISBN-10: 4106100053; ISBN-13: 978-4106100055; 発売日: 2003/4/10
[書評] ★★★☆☆
加賀百万石の「御算用者」猪山家の幕末~維新直後の家計を記した書類が発見されたところから、 江戸時代の経済活動の4分の1を占めていた武家の経済状況を洗い出す。 江戸時代から明治初期にかけての武家の台所事情を研究した書として、日本の経済の歴史の面では貴重な研究書かも。 世間体から交際費は圧縮できない武家の事情や、 江戸末期に向けて収入の減った士族が実際には困窮していた様子がよく分かり、興味深い。

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