2012年6月28日木曜日

D.L.グッドスティーン「ファインマンさん、力学を語る」

D.L.グッドスティーン (著), J.R.グッドスティーン (著), 砂川 重信
「ファインマンさん,力学を語る」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4000059394/>
単行本(ソフトカバー): 217 p ; 出版社: 岩波書店 ; ISBN: 4000059394 ; (1996/08)
[書評] ★★☆☆☆
 ファインマン先生の講義録「Feynman's Lost Lecture on Atomic Motion」の訳本。 説明が今イチ解り難いなぁと思ったら、訳者は砂川重信先生(翻訳が良くないとされる「ファインマン物理学」シリーズの一部を翻訳)。 恐らく、本書の内容が物理学の講義そのものだったため、 砂川先生が訳者として選ばれたのだと思うが、翻訳はどうもしっくり来ない。 恐らく砂川先生は原書(ファインマン先生の講義テープから起こされている)を忠実に翻訳しているのだと思うが、話し言葉の英語を無理やり和文(それも書き言葉)にしたために、 結果として読み難いものになってしまったのだと思う。
 実はこの本、原書がCD付きで売られていたので衝動買いしてしまったのだが、このCDを聴いて衝撃を受けた。 挿絵(図)を見ながらCDを聴くと、内容がすらすらと頭に入ってくるのである!(ファインマン先生は東部訛りでしかも早口、さらに言い間違い・言い直しが多いのだが、 生声の勢いというか熱意が十分伝わり、内容がちゃんと理解できてしまうのである。)  元の講義テープがこんなに分かるのに、訳本が読み難いというのは、これは翻訳が拙いことの表れだろう。というワケで★は2つ止まりだが、これはあくまでも翻訳が良くないという意味であり、 原書が悪いと言っているのではありませんので悪しからず。

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