2012年10月1日月曜日

高木徹「ドキュメント 戦争広告代理店」

高木 徹 (著)
「ドキュメント 戦争広告代理店 (文庫)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4062750961/>
文庫: 405ページ ; 出版社: 講談社 (2005/6/15) ; ASIN: 4062750961
[書評] ★★★★☆
 国内紛争・地域紛争においては、情報のコントロールを掴んだ側が勝つことが多いが、 国際紛争も情報戦であることを示した書。ボスニア-ヘルツェゴビナの内戦は、 当事者同士の物的・人的戦争の他に、 海外の世論を動かす情報戦が大きくものをいった。
 当初からユーゴ側が情報戦を勝ち抜くためのエージェントを雇ったのに対し、ボスニア側は情報・世論の重要性に気付くのが遅く、 国際世論を味方につけることができなかった。その結果が、国連軍のボスニア爆撃であり、 今でもボスニアは世界の孤児となっている。
 本書の作者はNHKの記者。 色々な情報が世の中を飛び交い、これによって人々が様々な判断を下す時代において、 情報の持つ意味について考えさえる作品。

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