2012年11月10日土曜日

國分功一郎「暇と退屈の倫理学」


國分 功一郎 (著)
「暇と退屈の倫理学」
<http://www.amazon.co.jp/dp/425500613X/>
単行本(ソフトカバー): 402ページ; 出版社: 朝日出版社 (2011/10/18); 言語 日本語; ISBN-10: 425500613X; ISBN-13: 978-4255006130; 発売日: 2011/10/18
[書評] ★★★★☆
 なかなかソソるタイトルだ。題名から推察できる通り、かなり哲学的な本だ。
 文明の発展により、現代社会は物があふれ、現代人は余暇を持てあましている、筈だが…。 本書によると、現代社会は「物がなさすぎる」、 余暇は「自分の好きなことをしている振りを全力でアピールしなければいけない時間」と言う。 色々逆説的で面白い。
 人類の定住の始まり・文明の発展にまで遡り、「暇」「退屈」を論じた本。 気合を入れて読む必要があるが、良書だと思う。

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