2012年11月13日火曜日

湯浅誠「中国社会のとことん深い闇」

湯浅 誠 (著)
「中国社会のとことん深い闇 (単行本)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4900594938/>
単行本: 268ページ、出版社: ウェッジ (2006/07)、ISBN-10: 4900594938、ISBN-13: 978-4900594937
[書評] ★☆☆☆☆
 住信総合研究所主任研究員・伊藤洋一氏が日経のPoscastの番組で「今週の気になる作品」として推薦していた本だが、 期待の割に…な本。
 そもそもが、隣の国をコキ下ろすことがこの本の主眼なんじゃないだろうか。こういうのは、読んでいてあまり気分の良いものではない。それに、データの取り方にも疑問あり。
 十分に検証されたとは思えないデータで、 一方的・偏りのある(疑いの残る)データに基づく論理展開が多く、 読んでいて「ホントカヨ(そのままには受け取れません)」が多すぎる。(推薦者の伊藤洋一氏の書にもそういう傾向があるが…。)
 という訳で、読むべきか否かを迷っている人に、オススメかと聞かれたら、「やめておけ」と言うべきかも。

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