2012年11月25日日曜日

都筑卓司「マックスウェルの悪魔」

都筑 卓司 (著)
「新装版 マックスウェルの悪魔―確率から物理学へ (ブルーバックス) (新書)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4062573849/>
新書: 276ページ; 出版社: 講談社 (2002/09); ISBN-10: 4062573849; ISBN-13: 978-4062573849; 発売日: 2002/09
[書評] ★★★★★
 学生時代、熱学(熱力学・統計力学)で自由エネルギーとかエントロピーとかエンタルピーとかの理解に苦しんだ。 充分な概念の理解無く、数式中心で入ってしまったのが敗因か。そんな劣等生だった私も、本書を読んだら、目からウロコが何枚も落ちた感じ。 概念の説明が非常に明快。こんな本に早く出逢っていれば良かった…と思った。
 しかし。Amazon.co.jpにあった旧版(講談社、1970/02)のページ表紙を見てビックリ。コレ、学生時代に買ったまま読んでいなかった本と記憶する(きっと、今でも実家のどこかに埋もれているであろう)。 後悔先に立たず。
 今になってではあっても、出逢って(再会して?)良かった本だと思う。20年来(!!)の熱力学のモヤモヤが一気に晴れたのだから。こういうコトがあるから、読書はやめられない。(苦笑)

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